今週は穏やかな動きが続いている為替相場なのですが、私が保持しているトルコリラ円に関連してネガティブなニュースが流れたため、ドーンと強い売りが発生して、一気に荒れた展開へとなってしまいました。
その悪いニュースというのが、利下げです。そもそも高金利通貨の代名詞とも言えるのがトルコリラだったのですが、このところは相次ぐ利下げで金利面での旨味も薄らいできていました。
ただ、今回は市場予想は金利据え置きだったこともあって、当然利下げの発表はネガティブサプライズとして市場参加者に受け取られてしまったようです。一瞬でガツンと売りが入ったので正直少々慌ててしまいました。
ただし売られたのはほんの一瞬だけでした
トルコリラにおいて金利水準というのはかなりナーバスな問題となっています。売り買いの判断基準も金利動向をもとにしているトレーダーも相当数いることが想定されます。
なので、長期的には下落トレンドが続いているトルコリラ円のチャートであれば、一気に売り込む絶好のチャンスでもあったのかもしれません。私もいつ強い下落が発生するかをかなり気にしながらのロングポジション継続です。
しかし、これほどのニュースにもかかわらず昨夜はかなり底堅い値動きに終始しました。今現在は元の水準でもある7.5円あたりにまで戻している状況ですね。とにかくホッと一安心といった感じです。
徐々に下落トレンドが緩まっている?
ここ何年もの間、少し上昇しては一気に下落という同じことを繰り返してきたのがトルコ円です。いかんせん、長期の移動平均線が長年にわたって下向きのため、少しの反発くらいではトレンドが反転しませんでした。
ただし、さすがにかなりの水準にまで下落をしてしまっていることもあって、ここから売り込むには躊躇しそうに感じてしまいます。いきなり上昇するのは簡単ではないでしょうが、一気に下がるというのもイメージしにくいですね。
8円台から7円台まで落ちては来ているのですが、徐々に下げのペースが緩やかになってきているのかなというのを期待も込めて感じ取ってみている状況です。
7.5円以下では何度か跳ね返していますね
ここ最近の値動きを見ると、7.5円を下回ることも何度かあったのですが、戻ろうとするパワーもそれなりにあるようで、ある程度の抵抗帯なのではないかなという印象も受けています。
この水準を一気に突き抜けて下に行ってしまうのか、それとも踏ん張ってどこかのタイミングでトレンド転換をするのか大注目しています。まあ、ロングポジションの私は当然反転上昇に期待しています。
気付けばあっという間に今週も金曜日ですね。8月も下旬に差し掛かってきましたので、徐々に為替相場でも動きが出てきてもおかしくはないように思います。
まだまだ猛暑続きですが、為替トレードで気持ちよい汗をいっぱいかきたいですね!