昨日ですが、農林中金が米国債などを10兆円規模で売却する方針とのビッグニュースが流れました。現在のところあまり為替への影響を報じるコメントなどは目にしないですが、これって凄くないですか!?ちょっと気が早いかもしれないですが、ドルへの影響を考えてみました。
そもそも、今回このような規模の売却に至った経緯ですが、巨額の損失が発生していることが発端のようですね。なんでも高値で買ってしまってどうにも回らなくなってしまったので、今回売却する方針になったとのことです。
ちなみに、この10兆円ってGWに日銀が実施した為替介入と同規模です。いかにすさまじい金額であるかお分かりいただけるでしょう。しかも、同じように高値掴みしてしまった地銀がちらほらあるようで万が一足並み揃えて売却するとなってくると、金額規模はさらに拡大するかもしれないです。
GWでの介入時はドル円は8円円高となっています!
まだ最近のことですので記憶に残っていると思いますが、GWに日銀が実施した介入規模は10兆円弱です。なので、農林中金の売却する米国債などはこれと同規模もしくはそれ以上になりそうですよね。
ちなみに、GW時の介入でドル円は8円も円高になっています。なので、今回の売却が実施されるとこれと同じくらいのドル売り圧力が発生するように思えるのですが。。
日銀ですが、手元現預金の枯渇などで追加介入ができないと言われていますが、なんと農林中金がこれに変わる役割を果たしてしまうんじゃないかって勘ぐっています。
さすがに、こんなニュースが流れたら怖くて投機筋もこれ以上のドル円の買い上りは躊躇するんじゃないかなってイメージしてしまいますね。
日銀の植田総裁も金利引き上げ検討との報道ありました
住宅ローン金利の上昇など経済への悪影響もあってなかなか金利引き上げに慎重だった日銀ですが、こちらも昨日植田総裁より金利引き上げを検討するといった発言も飛び出してきました。
まあ、金利を上げるといっても微々たるものでしょうが、円安相場に関しては一定の効果が見込めるのではないでしょうか!?
あとは、米国金利の引き下げ時期や回数などの見通し次第にもなりそうですが、年内に少なくとも1回は利下げをすることは間違いなさそうです。
なので、いよいよドル円相場ですが方向転換して円高に向かう地盤が整ったように思えてきますね。あとは、いつその時が来るのかのように思えます。Xデーは結構近いように感じてきました!
躊躇なくドル円売り参入しました!
基本的に私の日々のトレードはテクニカル重視で行っています。ただ、さすがに今回のニュースを見てこれ以上は怖くてドル円は買えないと思っちゃいましたね。なので、ファンダメンタルを重視してドル円売り目線に一択となっています。
ということで、メキシコペソ円は昨日決済しました。17pipsほどの利益ゲットでしたので十分です。そして、すかさずドル円のショートも作っています。157円78銭ほどです。まだ売値近辺でウロウロって感じですね。
今日はNY市場が休みということで、大きな動きはないかもしれないですが明日以降の動き出しには期待を込めています!
さあ、月末も近くなってきてビッグニュースも飛び出して為替市場もなんだか騒がしくなりそうですが、本日も張り切っていきましょう!