明日の日銀植田総裁の発言は?

本日はクリスマス休暇ということもあって、大きな変動はないままに1日が過ぎました。まあ、明日以降が本番というところでしょう。こんな日は無理にトレードをしようとしても上手くいかないものですよね!?

 

ただ、ドル円ですが現時点で157円30銭程度です。日足でみると明日は上を試しやすい格好になっていますので、まずは上値トライからのスタートになりそうですね。

 

明日ですが、日銀の植田総裁の発言が予定されています。多分これを意識しての今日の値動きだったのですが、どんな結果が待っているのでしょうか?

 

今日のところですが、4時間足や8時間足といったミドルの時間軸で底堅く買い支えられています。このまま買い支えが続くのか、もしくは息切れして反落するのかがポイントになりそうです。

 

苦しい立場の発言となりそう??

日銀ですが、大注目だった12月の利上げは行いませんでした。見解が大きく分かれていましたが、利上げなしでした。そもそも、前任の黒田総裁が行った異次元緩和で大きく円安進行したのですが、後任の植田総裁はこれの後処理という苦しい立場での業務です。

 

一昔前のことなので、つい忘れがちですが、根本的に利上げは困難な状況でした。なぜかというと、国債の利払いが膨れるし、株価の急落リスクがあるからです。

 

なので、なんだかんだで口先だけで利上げをちらつかせながら実際は先送りするというのがこれまでの流れです。要は、利上げするかもと言いつつ実際はしないで円安の極端な進行を防ぐということでしょう。

いかに近いうちに利上げするかもという印象付けができるかどうかが植田総裁の手腕になってくるわけです。

 

ただ、もうすでに海外勢には見透かされていますので、よほどの強気な発言をしない限りは円は売られてしまうんですね。。

 

ただ、チャートの動きは別物でしょう

このような現状を考えると、円は無限に売られそうに思えますが、実際はチャートの動きという制約があると思っています。いわゆるテクニカルの側面です。

 

ファンダメンタル的には円は売りなのに、チャートの形状的に売られ過ぎていると考える投資家も現れてブレーキがかかるということです。

 

今のところ、円に関してはこのようなチャート形成の摂理が働いているように見えます。

 

例えば、トルコリラが代表的ですが、もう10年以上も下落が続いている通貨があります。これはチャートの摂理がなくなって無限に売られてきた証です。

 

円はリラと同じ運命をたどるという意見もありますが、もちろんその可能性もありますが、まだぎりぎり主要通貨としての立場を保っているのかなと思います。要は、売られ過ぎれば買いが入る余地があるということです。

 

もしも、現状の円安トレンドに歯止めがきかなくなったら、それは円の終わりと感じます。目安は1ドル160円です。

 

トランプ政権は円にとって救世主?

アメリカではバイデン政権に代わって来年度よりトランプ政権となります。多くの方がドルがますます強くなるという見解です。ドル円相場も円安が進行するという見解が主流でしょう。

 

ここ最近の相場の動きはこれを端的に物語っているイメージですね。ただ、私は意外にもトランプ大統領になったことで強制的にドル円の円安進行が抑えられる可能性があるかもと思っています。

 

トランプさんの発言ですが、矛盾することが多いです。ドルは強くなるような姿勢なのに輸出で儲けたいからドル安にもなってほしいというわけです。すべてがアメリカにとっていい方向になって全部いいとこどりしたいという無茶苦茶な内容です。

 

なので、実態とは相違して強制的に円高になるように力でねじ伏せてくることもあり得そうです。無理難題を押し付けるような発言を連発することが私のイメージです。

 

これまでの常識が通じない2025年の幕開けとなりそうですね!

 

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マンボー

公認会計士でFXトレーダー。為替の力で資産構築に全力投球中です。トレード歴はかなり長めです。