円相場は今日あたりが最大の山場?

クリスマス休暇も終わって、本日から通常の取引が再開となっています。とはいっても本年は残り数日のみですので、年末に向けた最終ポジショニングという状況でしょう。これからは想定外の大きな注文も出やすいので注意が必要かなと感じています。

 

さて、休暇明けの東京時間ですが想定通りドル円はじめとするクロス円は総じて円売りスタートですね。まずは上値を試す動きです。現在はドル円は157円40銭ほどでの推移となっています。

 

多くの投資家が上目線ですので、午後あたりにもう一度強く上圧力がかかりそうな雰囲気を感じています。

 

ただ、現在の水準は円にとっては非常に重要な状況です。これ以上の円安が急ピッチで起こるとなると、もはや円は紙くずとなってしまうはずです。個人的には、157円台で円が買われなければ160円突破は必然かなとも思えるんです。

 

なので、本日の深夜帯NY時間での値動きには注目しています。

 

非常に強い上昇トレンド発生中です

ここ数週間はドル円は非常に強く買われています。きっかけとなったのが米国雇用統計です。さらにはFOMCや日銀政策決定会合などで買いが加速してきている状況です。

 

原因は非常に明瞭で、米国の来年度の利下げペースが減ることが見込まれた一方で、日本は利上げがどんどんと先送りされているため、金利差が縮まらないからです。

 

これほど通貨間に強弱の差が生じていますので、有無をいわずにドルが買われて円が売られているのは納得できます。

 

ただ、まがりなりにも円は世界の中で主要通貨です。これは円を買うというニーズが少なからず存在しているでしょう。なので、過度の円安局面では円を買いたいという需要が発生すると予想できます。

 

個人的には現在の水準が該当するかなと思っています。

 

気になるのはアジア時間の値動きです

私がずっと気になっていることがあります。それは、アジア時間(特に東京時間)での値動きです。連日、東京市場オープンから仲値(10時手前)にかけて強く円売りが起こるのが通例となっています。これって、日本の金融機関などが連日円売り注文を出しているように思えるんです。

 

それと、必ずと言っていいほど強い円売りが出るのが15時前後です。東京のマーケット終わりごろですよね。これも主導しているのは日本の金融機関でしょうか?

 

円安が進行している要因はもちろん海外勢にもありますが、これほど日本の金融機関が円売りをしているとなると、根が深い問題に感じます。

 

これが今後も続くようであれば、円はかなり危険な状況です。例えば、トルコリラが下落に歯止めがかからなかった要因の1つとして、トルコ国民が手持ち資金の多くをドルに換金したというのがあるかと思っています。

 

トルコの人の立場からすれば、手持ちのリラがどんどん無価値になっていくからあわててドルに換金するのは合理的な行動ですが、これがさらにリラの価値下落を加速していたように思えます。

 

もし、日本の国民がこれと同じような行動をとり始めたら芋づる式に円安が加速するように思えます。スーパーやコンビニさらには外食店などでドル払い可が多く出始めたらその兆候ありと感じています。

 

とりあえずは円の自浄作用に期待してみます!

いろいろと熱い思いを書きましたが、もう少し円の底力に期待をしてみたいというのが私の考えです。というのも、これ以上の円安は国の存続に関係するほど重大なことだと思っているからです。なので、かなり期待を込めてのショートポジション継続です。

 

ただ、マイナススワップがありますので、ずっと保持はできなそうですので、今日明日くらいの値動きで柔軟に判断はしてみようかなとも思っています。

 

さあ、本年度最終で大きなトレンド変化は生じるでしょうか?それでは、皆様本日も張り切っていきましょう!

 

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・少額での取引がしやすいので初めての方にもいいでしょう

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マンボー

公認会計士でFXトレーダー。為替の力で資産構築に全力投球中です。トレード歴はかなり長めです。