日々のチャートの動きを見ていると、いつでもチャンスが転がっているように感じてしまいませんか!?日中はいつ参入してもそれなりに結果が残せるかもというのは一度くらいは想像した経験があると思います。
そもそも、利益を出すにはトレードに参加するしかありません。ノーポジションだと元手が増えないのでなんだか時間を無駄にしているような気持ちになってしまうかもしれません。
1日で可能な限りたくさん利益を出すためには、ひっきりなしにトレードして微益を積み重ねるのがいいと考えてしまうかもしれませんが、実はそんなことはないんです。
ノーポジションの時間はもちろん利益は発生しないですが、逆に言うと含み損も発生しないんです。これに気づくのにかなり時間を要するケースもあるんです。
為替相場は動くときは一方通行のような激しい動きとなりますが、一方で動かない時は閑散としています。動かないだけならましですが、ウロウロと方向感のない身勝手な動きとなると手の出しようがないんです。
しかも、このようなトレードに向かない時間帯って長いんですよね。長期チャートが煮詰まってくると数か月続くなんてこともあるわけです。
こんな状態のときに、必死にチャートを分析して未来を予測したところであまり意味がありません。疲れ切って損して終わるのが関の山なんです。
じゃあ、どうするかというと何もしないというのが結論です。
勝っている人というのは、このように動くか動かないかの見極めがある程度できていると思います。常にチャンスと思って参入しまくりというのではなく、ここぞという時にしっかりとポジション取りしてくんですね。
ただ、チャートを全く見ていないかというとそんなことはないでしょう。じっくりと大型のスクリーンのチャートを細かく分析しながら目を離さないでいる方も多いはずです。
なので、自分なりのトレードパターンと判断すると、しっかりと躊躇なくポジション取りをしてくるものです。この切替が素早くできるようになれば一歩成長した証かもしれません。
もちろん、決済のタイミングもおおよその目安をおきつつ、実際のチャートの動きで迷わずできるので、意外とポジションを持っているトータルの時間は長くないものです。
とにかくたくさんトレードしたい気持ちも分かりますが、個々のトレードって独立しています。前回勝ったからといって、今回がどうなるかは別ものなんです。ほんの少しでもいいから利益を上乗せしたいという気持ちは大きな失敗の原因となりやすいです。
こまかすぎる利益は思い切って捨てて、しっかりとある程度の大きな利益が見込めるときだけ参入するという心構えが理想でしょう。
言い換えれば、無駄なトレードを極力なくして、資産作りに大きく貢献してくれそうなときだけ参入していくということになるわけです。