ポジポジ病ってよく耳にしますよね。自分でも無意識のうちに陥ってしまいがちなので冷静に自分自身を振り返ってみることが必要でしょう。結論からすると、素人の方がこれをやってしまうとほぼ100%資産ゼロになります。
FXを始めた直後はしっかりと見極めてからポジション取りしようとすると思うのですが、慣れてくると誰もが気付かないうちに常にポジションを保有しているというケースはよくあります。
自分はそんな失敗はしないと考えていても、結果的になってしまうというのがこのポジポジ病の怖さでもあるわけです。
あまりにも世に知れ渡っているだけに、誰もが意識はしているとは思いますが、徐々にトレード参入時間が長くなってしまい、ついには常にポジションを保有しているというのが通例ですのでまずは心当たりがないか確認してみて下さい。
大きな組織で巨額なマネーを運用しているならまだしも、個人トレーダーとしてFXをしている個人であれば資金は微々たるものです。世界の市場に影響力を持つことはないでしょう。
このような少額な資金を運用している私達個人トレーダーは、効率よく資産軽視していかないとなかなか元本が大きく育っていきません。
金融機関のディーラーであれば年20%程度の運用益をだせばかなり優秀なのでしょうが、元本が少ない個人トレーダーにとっては正直物足りなさを感じますよね!?
結局、トレードスタイルとしては短期に集約して、ある程度小幅な決済をするということが欠かせないわけです。これは、エントリーからイグジットまでの時間が短くなるということを指すでしょう。
比較的短期間での決済を想定するのであれば、必然的にレバレッジも高めに設定することになります。言い換えれば1回でのトレードでかなり高いリスクを負いながらの市場参入ということです。
当然ですが、実際のチャートの少しの上げ下げだけでも大きく損益が動くのでトレード中はかなり神経を使うことになってくるわけです。
一方で、機関のような大口はこれほどまでの短期売買は想定していません。当然無理なレバレッジは効かせていないばかりか、短期的な市場の変動で決済することは想定していないものです。
要は、個人はちょっとの値動きで翻弄されやすいが、機関のような大口はちょっとやそっとじゃビクともしないということなんです。
少ない資産を高めのレバレッジで運用しているのが個人トレーダーというのがお分かりいただけたと思うのですが、これって上手くいけば資産は急上昇する一方で、下手をするとあっという間に資産がなくなることを意味しています。
当然ですが、私たちの目標は大きく資産を伸ばすことのはずです。目減りさせている暇なんてないですよね!?だったら、自分にとって不利なポジションの動きの時間は捨てることが必要になります。
ずっとポジションを保有していると上げ下げの連続に巻き込まれて疲れ切った挙句の果てに損切りということも増えてしまうんです。
なので、短時間勝負で勝率が高いポイントのみ参入してイメージした水準で決済するというのが基本的な戦略になってくるわけです。