先週も崩れずにじわじわ上昇を続けてきたドル円(他のクロス円も)です。ついに157円台にも突入してしまいました。私はずっとショート目線でしたが、徐々に判断に迷いが生じた週でもありました。同じような考えの方も多いかもしれないですよね。
ちょっと週末は冷静に今後の動向を検討してみました。まず、上方向ですが、157円80銭あたりが当面の天井に見えます。ここまではもう1円弱しか余裕はないですね。
もちろん、その上の160円も意識されますが、157円80銭ではかなりの売り圧力があると思います。
下方向ですが、前回介入時(?)の壁でもある152円程度です。こちらは5円くらい余裕がありますね。
日足ベースでは、いったんは157円台前半で上限に見えます。週足では、ちょうど157円80銭あたりが上限に見えます。ただ、月足では160円あたりが上限に思えます。
ちょっとチャート種別でそれぞれ上限に違いがありそうで、かなり迷いますがいずれにしろ160円としてもすでに3円ほどしか猶予がないですね。
27日月曜ですが、なんとロンドン市場とNY市場が休場のようですね。世界2トップの市場がともに休みとなると、さすがに月曜は閑散としてそうです。
なので、いきなり月曜から怒涛の円安にはならないかもしれないです。
ただ、火曜以降は月末に向けて大きく売り買いが出てきそうですが、何となく荒れた展開になりそうな雰囲気もあります。
ドル円相場で気になるのが何といっても米国の利下げ時期です。これが実感できないとなかなか円安相場に終止符が打たれなそうですよね。
この金利情勢関連の重要指標といえるのがPCEデフレータでしょう。月末最終日ということでこちらは大きく動く予感がプンプンしています。
個人的には、この指標でトレンド転換して円高に向かってくれることを大いに期待しています。
ここ最近では、「介入は許される」といった趣旨の発言をしているのが神田財務官です。この発言の真意をどう考えるのかも重要そうですね。
なんでも、学生時代は少林寺拳法をやっていた武闘派とのことらしいですが、いよいよ任期の終わりも近づいてきている状況で、最後の大仕事(介入)をやってしまうのかどうかも大注目でしょう!
月末最終週でこの長らく続いた円安相場に異変が起こるのかどうかが今週の私の関心事です。