なかなか本腰を入れていなかった日銀ですが、160円という大台に突入したことで介入と思わしき円買いを入れてきました。
そもそも、1ドル160円という水準は歴史的な意味合いも強い重要ポイントですので、日銀の介入(?)がなかったとしても、テクニカル的には強い抵抗があることが想定されますね。
まあ、この水準に合わせて介入(?)を仕掛けてきたのかもしれません。
さて、5月6日週ですが、いよいよ日本ではGW明けとなります。薄商い期間も通過して、いよいよ本格的な取引がスタートしてくるタイミングといえるでしょう。
かなりGW中に激しい動きがあったので、正直今週は非常に難しい展開となりそうです。投機筋の思惑と日銀との駆け引きがどうなるのかというのが今週の最大のテーマとなりそうですね。
160円から一気に152円割れという水準まで円高に振れましたが、雇用統計後の円高でもさすがにこの水準では下げ渋りとなっています。
チャートをご覧いただければ一目瞭然ですが、この水準は非常に厚い壁となっていますよね。
なので、いったんここで反発したということは、当面は円安方向に戻ることがイメージしやすいでしょう。
ただ、どこまで戻すのかが重要になってきそうです。
今週ですが、戻りのポイントがどこまで続くのかを模索する展開となりそうですね。
何といってもFOMCや雇用統計といったインパクトの強いイベントを通過した後だけに、そこまで注目するような指標などの発表は見当たりません。
なので、しばらくは相場の動きを冷静に見極めてご自身で判断を下していくしかないでしょう。
イベントというべきかは難しいですが、日銀の動向が気になるという感じですかね。
今後円安に振れるか円高に振れるかは分かりませんが、円高方向で言えば、148円当たりが重要なポイントになってくると思います。150円という大きな壁が立ちはだかっている状況で、果たしてこの水準まで持ってくることが出来るのかが注目でしょう。
もちろん、円安水準は160円でしょう。この水準を超えてしまうと誰にも予想がつかないくらい値が飛んでしまいそうで怖いですね。
今月はまだ数週間の時間がある中で今週はどんな動きとなるのかに注目してみたいですね。