週末金曜日の米国雇用統計の結果が良かったことで一気にドル買いが進みました。ドル円も157円手前まで買われただけでなく、ユーロドル・ポンドドル・豪ドルドルなども一気に売られて急降下のチャートとなっていますね。
事前の予想では雇用統計結果はあまり良くないのではといわれていただけに、想定外の動きとなっていて大きくやられてしまったという方も多いかもしれないです。
ということで、今週ですがこのドル独歩高とも言える状況が継続していくのかどうかがポイントになってくるかなという印象を受けています。
いったんは雇用統計の結果を受けて大きく買われたドルですが、今週は米国関連の注目度の高い指標などがありますので、こちらの結果なども慎重に判断していくのがいいと思います。
まずは米CPIでしょう。こちらも前回は決して強くはない結果でしたので、今回も結果次第でドルが買われるかどうかは見極めが必要かなとも思っています。
そして、何といっても米国の利下げ時期を見通すという関心の高いのがFOMCでしょう。パウエルFRB議長の記者会見もあるようですので、こちらは大きく動きそうですので注意が必要だと思います。
このあたりでドル独歩高に何かしらの変化があるのかどうかが気になりますね。
ドル円という観点で見ると、今週の最大の注目は日銀の金融政策決定会合でしょう。もちろん、大幅な利上げは非現実的であるにしろ、利上げ時期はどうなるのかも気になりますし、密かに囁かれている国債買い入れの減額があるのかも注目でしょう。
もし、これらの内容が盛り込まれていた時に市場でどのような反応が見られるのかも個人的には大きな関心を持っています。
この日銀の金融政策ですが、ドル円だけでなくクロス円全般にも影響が出ると思いますので長らく続く円安にメスを入れることが出来るのかどうかもチェックしてみたいですね。
今週は米国関連の重要なイベントが予定されているので、ユーロドル・ポンドドル・豪ドルドルなど上下に大きく動いて荒れた展開もあるかもしれないですね。ドル独歩高継続の有無をしっかりと頭に入れてトレードしたいところでしょう。
また、円相場に関しても日銀の動向次第で市場の受け止め方に変化が出る可能性もあると思います。その変化が中長期的な観点でトレンドを覆すほどのインパクトがあるのかないのかも意識してみたいですね。
今週は難しい相場となりそうですが、チャンスがあれば積極的に参戦していきたいなって考えています!