先週末の金曜日の日銀金融政策決定会合では、内容に全くと言っていいほどのサプライズがなかったこともあってドル円は一気に158円台に突入しました。が、やはりというかこの水準ではかなり大きめの売りが発生しましたね。再度157円ジャストあたりまで売られましたが、それ以上の下げはなく結局157円台で週末の取引を終えています。
さて、この動きなのですが158円台は重かったのは事実でしょうが、この後再度上を目指すと見るのかそれともこれ以上の買い上りは厳しいと見るのか判断に悩みますね。。
ということで、来週も引き続き円安が継続するのかどうかが最大の注目ポイントになってきそうです。あまり決めつけはせずにチャートの動きをよく観察してからトレードに入るのが賢明かもしれないですね。
今世界中の投資家での最大の関心事は米金利の引き下げでしょう。先週のFOMCでは年内の利下げは1回との見通しが示されました。その結果、ドルが大きく買われたのですが、いずれにしろ近いうちのいづれかのタイミングで利下げが行われることは確率が高そうですよね。
過去のチャートの動きでも米国金利の引き下げはドル売りのスタートとなっているとの見解も多く見受けられますので、今回も利下げタイミングが明確になればドル円が大きく売られる可能性も高いようです。
先週158円で大きく売られたのはこのような解釈もできるので、円安継続ばかりに意識が向きがちですが米金利の引き下げ時期というのを念頭に置いておく方が無難かもしれません。
ここ最近のドル円相場ですが、157円台前半での推移が中心となっています。下がればすぐに買い戻されるし、上がれば大きく売られるという感じですね。これってトレードしにくいなって思いますが、要は利下げ時期が近いのか遠いのかの判断待ちとも解釈できそうですね。
今のところは年1回ということだけしか分かっていない状況なので、まだ上にも下にも動けずという感じかもしれないです。ということは、利下げ時期が近いとなると一気に売りが出るでしょうし、まだ先となるとじわじわと160円を試す動きになることも想定されますね。
ということで、しばらくは米国の指標関連でナーバスな展開が続く可能性が高いのかなって思っています。
先週に米国関連のビッグイベントを多くこなした後ですが、来週に控えているのは火曜日の米国CPIでしょう。もちろん、予想より弱い結果となればドル売りが発生するのでしょうが、重要なのはその後再度買い戻されるのか否かという点ですね。
この買戻しの有無ですが、やはりこの指標結果で利下げの時期がかなり近いという判断につながるかどうかだと思います。我々個人投資家の判断はあまり意味がないので、こればかりは大口がどう考えるかによると思いますので、予想をするだけ無駄かもしれないですが。。
そろそろ月末も意識し始める時期となてきましたので、これまでの値動きとは違った展開(要は157円台前半から動き出す)も十分にあると思いますので、その点も忘れないようにしておきたいですね。