いよいよ6月の取引へと入っていくことになるのですが、もう一度先月の流れをおさらいしてみたいです。
まず、GWに実施された介入から戻りがずっと続いたクロス円相場というのが大きな方向性だったかなと思います。ただ、5月の上昇はドル円で言えば157円70銭が最大のポイントになっています。
これまでのところ、157円台では大きく売られているのですが、かといって156円ミドルではしっかりとした買いが入っている状況となっています。
ということで、6月の注目ポイントは本当にこれ以上の円安が続くのかどうかという点になるはずです。
GWに実施された為替介入ですが、先週金曜日で10兆円弱だったということが正式に判明しました。概ね推測されていた金額と同水準でしたので、特に大きなサプライズはなかったはずです。
今後に介入があるのかないのかが関心がありますが、これ以上の大規模な介入はかなり難しいと思います。とうのも、日銀が現時点で保有する外貨資産のうち、現預金はあまり多くはなく、ほとんどが米国債などですので、これを売ると当然米国債が暴落するので、アメリカの了承は得にくいはずです。
なので、160円を超える水準になったら再度介入する可能性の方が高いように思えますね。
では、仮にいったんは介入がないとなると、このまま円安が加速するのかというと必ずしもそうではないように思います。これは期待込みですが。。
さて、これまでのところ大きく崩れないでいるドル円などのクロス円相場ですが、かなり雲行きが怪しくなってきているのも事実です。実際、先週のPCEデフレータでは大きく下げる局面もありました。
なので、大きなイベントをキッカケとして一気に売られる展開もイメージしておきたいですね。そういう点では、この雇用統計は引き金になりやすいように思えるので注意しておきたいです。
先月はあまり良くない結果でしたので、今月も同様の流れだとドルが売られることも十分あるかなって思っています。
5月最終週は終わってみれば157円台という高値で終えましたが、ドル円週足チャートは下方向に大きなスペースが空いています。一旦は154円くらいまで下落してもよさそうに見えます。
上昇トレンドで考えると、158円くらいが上限に見えますが、果たしてここまで買い上がることってあるのでしょうか?
ということで、来週の私の基本的な戦略ですが、下目線継続で望みたいと思います。できれば157円50銭より上で売れればいいのですが、そこまで上昇するか微妙かなって思います。なので、月曜早々にショート参入しちゃうかもしれないです。