いよいよ今年も早いもので気が付くと折り返し地点にまで来てしまいましたね。月日の流れが速すぎて何とも言えない気持ちに駆られてしまいそうです。まだ梅雨入りしたばかりですが、そろそろ為替相場は夏場の動きも視野に入れていきたい時期にもなってきました。
年明けごろは今年はドル円は130円程度という専門家も多く、ニュースでも円高との予測が飛び交っていましたが、これまでのところ全く逆の動きに終始していてむしろ限界までの円安が進行しています。
来週ですが、いよいよ7月相場に突入することでこれまでの動きに変化が現れるかどうかが注目となってくるかなと思います。あまり円安一辺倒に考えていると痛い目に合うかもしれないので、そろそろ警戒心を持って臨みたいですね。
先週ですが、ついに160円の大台を突破しただけでなく161円台まで買われたドル円ですが、週末金曜の終値では160円台後半と161円を付けることが出来ませんでした。勢いが強かったですが、この終値は大きな意味がありそうに思えますね。
一応、個人的にはこの161円手前で終えたことで月足・週足・日足などで売りサインが点灯したように思えています。なので7月のドル円はかなり弱い展開をイメージしてしまっていますが、いかがでしょうか??
その際の動き出しのキッカケになりやすいという点で言うと、雇用統計あたりが有力候補かなって思っています。過去にもこちらの指標で流れが変わることって多かったように記憶しています。
フランスで今注目されているのが選挙ですよね。極右派が強そうということで警戒感が強まってきています。これってフランスだけの問題というよりもユーロ圏としての重要事項として認識されているようなので、今後のユーロの行方が気になってきますね。
今時点では、マクロンさんがかなり窮地に立たされているようでかなり予断が許されない状況です。これから最終的に二転三転するかもしれないですが、当面はこちらのニュースでかなり振り回されるかもしれないので要注意でしょう。
それ以外のイベントというと、ECBフォーラムやラガルドECB総裁の講演などで大きく動く可能性があります。いずれにしろ、フランスの選挙結果まではかなり不安定な動きとなりそうですので、ユーロをトレードする方は覚悟が必要そうに思えます。
ここ最近は安定した強さを誇っているのが豪ドル円ですね。まったく売られるイメージも湧かなかったのですが、いよいよ週末に107円50銭の目標値を付けました。なので、しばらくは、売り方有利の展開も予想される局面かと思われます。
ただ、ここにきて豪ドルは追加利上げの噂も飛び交っていますね。金利に敏感に反応する昨今の為替相場ですので、思うようには下がらないかもしれませんので、少し様子を見るかトレード対象から豪ドルを外すのもいいかもしれないですね。
過去の円高トレンド転換時にも、豪ドルは遅れて反応した経緯もあるようですので、今回も同様の動きとなってしまうかもというイメージは頭に叩き込んでおくべきでしょう。