チャートを見ただけでは、かなり気まぐれに売り買いがあるだけのように見えるかもしれませんが、多くの投資家はそれなりの根拠をもって売買をしていることが多いんです。
この根拠ですが、必ずしも均一ではないです。ただ、それなりに他人にも説明できるような何かしらの拠り所がないと、FXは単なる博打になってしまいますよね。
なので、自分自身の売買においても、それなりに理由が説明できるかどうかは日々意識してみるといいと思います。
その根拠が世界の大口の投資家とピタリと一致をすれば、その分勝てる確率も高まってくることになるでしょう。
ちょっと高学歴の方や経済情勢などに詳しい方ですと、為替の行方をファンダメンタルで全てを説明したくなるかもしれません。たしかに、長期的な目線で言うと、その論拠は正しいこともあるでしょう。
ただ、比較的短期売買を繰り返していく個人投資家にとっては、ファンダメンタルだけを理由にトレードをするというのは正直難しいことが多いはずです。
むしろ、長期的にはどちらに向かいそうかという自分なりのイメージ作りのみに役立てて、日々のトレードではテクニカル的な分析の方を重視するほうがおすすめです。
というのも、日々何かしらのテクニカル指標でサインが出ることになるので、多くの投資家はここを頼りにエントリーと決済を行ってくるからです。
このようにテクニカル的な面で売買ポイントを探していくということが、我々のような個人投資家にとっては最も選ばれている手法だと思います。ただ、どんなテクニカル面を使用するのかは人それぞれ違ってくるのも悩ましいところです。
たまに、チャート上にありとあらゆるテクニカル指標を表示されてしまう方もいるようですが、これはむしろ訳が分からなくなってしまいがちですのでおすすめできません。
自分にとって使いやすいと思える指標を1~2個でいいので選択してみるのがいいでしょう。最初のうちは、いろいろと試してみると使いやすさも実感できると思います。
テクニカル指標をチャートに表示させるだけで、何もない状態と比べると格段にチャートの動きが分かりやすくなるはずです。ここからは、時間や経験を重ねていくことになるのでしょうが、いつも似たような動きになることがあることに気づくと思います。
もちろん、100%の確率で同じ動きをすることはないのですが、かなりの高確率でどちらかに動きそうだなと思える瞬間というのがあると思います。
このような、チャートのクセをいくつか見つけることが出来れば、その分勝率アップにも役立ってくることが期待できますよね。
自分なりに勝率の高いポイントで勝負を仕掛けることが出来れば、ストレスも少なくトレードが出来るようになると思います。