為替相場って、誰もが思い浮かべるような単純な値動きだったりチャート形成をするほど単純ではありません。特に、時事的な要素やファンダメンタル的な解釈による大方の予想を裏切ることも多いです。
これって、何をネタにしてトレードを行っていくのかということにも関連してくると思われるのですが、大きく分けてファンダメンタルやテクニカルに大別できるはずです。
このうち、ファンダメンタルではニュースなどの時事ネタをもとにした将来予測がベースとなってくるのでしょう。ただし、世の中の大半の人が持つイメージが強すぎるときはちょっぴり注意が必要かもしれません。
とあるニュースなどに関連して、世界中の大多数の方の将来イメージが共通化されてくると、通貨ペアのポジションに極端な偏りとなってしまうことがあります。要は、皆が同じようなことを考えている状況になるということです。
こうなってしまうと、さらに同じポジションを形成しようとする人も徐々に減ってくることが予想されますよね。こんな状況の時ほど、逆方向へ強いトレンドが発生することも多く見受けられます。
そうなると、多くの人が驚いてしまい、思わず焦ってポジションの解消をしてしまうこともあるでしょう。そうなると、さらにトレンドに勢いが付いてしまうということにもなるわけです。
一般的に考えれば、世界中の投資家と同じようなポジションを持っているということで安心感を得ることができるものです。みんなと同じだから大丈夫だろうという心理になりやすいんですね。
でも、実際には皆が考えていることとは違った結果になってしまうことが多いのがFXといえるでしょう。むしろ、安心して保持していられるポジションほど急な動きが生じたときに対応しづらいのかもしれません。
むしろ、ハラハラドキドキを伴うようなポジション形成をすることで、大きく利益を獲得できるってことも多くなってくるはずです。なので、エントリータイミングを考える際にはこの点にも注意するといいかもしれません。
ポジションを保持したのであればどこかのタイミングで決済をする必要がありますよね。でも、結構この辺の判断が難しいなって思うことが多いです。順調に利が乗っていればもっとという気持ちになりやすいですよね。
でも、余程のことがない限り、トレンドは一時的に反転したり、横ばいになったりと永久に一方通行的な動きになることは少ないということは念頭に置いておきたいです。まだまだいけると思っても急に逆流することで利幅を減らしての決済となることもあるでしょう。
この辺のバランス感覚が冴えてくると同じトレードでもしっかりと利益を確保していくことが出来るようになっていくんだと思います。