一般的に毎日やることがあってなかなかじっくりとチャートを分析する時間がないという方もいるかもしれません。でも、トレードもしたいとなってくると自分の都合だけで気まぐれ的に取引してしまうこともあるでしょう。
そもそもFXはずっとチャートを眺めていればよいというわけでもないのですが、ある程度は目星の時間帯というのはルーティーン化しておくべきものだと思います。アジア時間や欧州時間さらにはNY時間といった区分でおおよそのトレード時間を区切るということです。
でも、中には日によってその時の暇な時間に急に取引したくなって暇つぶし感覚で参入してしまうことがあると思います。しかし、このような気まぐれ的なトレードを繰り返していてもなかなか勝てるようにはなりにくいはずです。
このような気まぐれ的なトレードは、自分都合でポジション形成してしまうことが多くなってしまいます。じっくりとチャートを分析したうえでのポジションであればよいのですが、フラッとチャートを見て何となく参入というのは厳しいでしょう。
ずっとチャートを眺めている人であっても、常にポジションを持っているのかというと決してそんなことはないものです。自分のエリア内に入ってきたときだけ取引しているのが現状のはずです。
その「自分のエリア内に入る」のがいつになるのかは予測が難しいのでずっと見ているわけですので、たまにチャートを見た瞬間に何の迷いもなく参入すると、「自分のエリア外」である可能性が非常に高いということになってくるでしょう。
これは、あまり参入根拠のないエントリーとなってしまうので注意が必要です。
FXのことを勝手にお金が増えるような便利なツールというくらいの軽い気持ちでいると決してそんなことはないんだということを痛感させられることが多いです。無理なポジションは大きく資産を減らす原因ともなりかねません。
でも、取引をしなければ資産が増加しないのも事実なわけですので、ついつい無意味にポジション形成をしたくなってしまうというのが人情というものなのでしょうか。
ちょっと暇を持て余しているようなときほどこのような感情的な行動を起こしてしまいがちですので、早い段階で気を引き締めて取り組むように心掛ける必要があると思います。
実際の為替相場のチャート見てしまうと、ついつい今すぐにでも参入してしまいたくなるわけですが、その瞬間がベストなタイミングであることは稀です。それでも、取引したいという気持ちが強いのであれば、指値を入れておくのがいいでしょう。
しばらくチャートが見れないような状況であっても、指値であればしっかりと自分なりの分析に基づいたポイントでの参入が見込めるからです。もちろん、その値がつかないでノーポジションとなってしまうこともあるわけですが、そこはしっかりと割り切るべきでしょう。
もしも、変動が大きくなりそうな雰囲気があるのであれば逆指値も入れておきたいところですね。上下に大きく振れる相場では一瞬で決済ポイントを付けてしまうこともあり得ます。