為替相場ですが、基本的には世界中の投資家や機関などが好き勝手に売り買いを行っているとてつもなく巨大な市場です。投機目的だけでなく国際間の取引の決済など目的も多岐にわたっているのが特徴といえるでしょう。
マイナーな通貨ペアならまだしも、ドル・ユーロ・円などといったメインの通貨であれば需要も多いこともあって、日々の取引量は相当な金額になっているのが一般的です。
当然ながら、買いたい人だけでなく売らなければならない人も相当数存在しているはずですので、余程のことがない限りは売り買いが交錯してチャートを形成することになっていくものです。
なので、ほとんどの時間帯では明確な方向性が見えにくくなるという特質も兼ね備えているということは自覚しておくべきでしょう。
このような状況の中で、私たち個人投資家としては何を拠り所として売買をするべきか見えずらいのですが、その際に一つ手掛かりとなるのが各種の指標ということになってくるでしょう。
指標の種類はいろいろとあって、基本的にはチャートに重ね合わせて表示をすることが出来るので、いわば誰でもいつでも自分自身の目で確認しながらトレードをすることが可能になっているわけです。
では、世界中の投資家が同じような行動をするのかといえば、それはそうとも言い切れないのが難しいところでしょう。というのも、時間軸や指標の種類がそれぞれ異なったものを使用しているからなんです。
巨大なマネーが交錯する為替相場において、どんなに資本が大きな投資家であっても簡単に相場の方向性を変えることができないわけですが、ましてや個人投資家であれば市場の動きに逆らうことなんて到底不可能ということが言えるはずです。
ここをしっかりと理解しているのであれば、私達のような個人投資家が取るべき行動は、指標などを頼りにここで動くだろうと推測されるポイントで参入をするということになるでしょう。
ただ、必ずしも想定通りに動くわけではないのですが、基本的には確率が高いと予測される方に自分の資金を賭けるという行動が王道になってくると思われます。
トレードは参入から決済までの一連の過程です。損益が確定するのはあくまでも決済を完了する必要があるわけです。いくら途中段階で含み益が大きく発生していようが、決済せずにいたらその後どうなるかは分かりません。
利が大きく乗ってくると、不思議なモノでもっと大きく利益を取りたいという気持ちが強くなってしまいがちなのですが、一方的なトレンドがない限りは反転してしまう可能性がかなりあるということは認識しておきたいものですよね。
なので、あまり欲張りをせずに当初に想定した水準に達したのであれば、素直に決済をしてしまうほうがいいように思います。その後の展開や指標の推移などを頼りとして、再参入を検討するので十分ではないでしょうか!?