為替相場は日々動き続けています。でも、この動きは同じ通貨ペアであれば世界中の投資家たちが同じ形状を見ているんですね。いわば同じ条件の中での戦いを行っているといえるでしょう。
今あるチャートですが、これから先どのような値動きをするかは誰にも正確には分かりません。なので、トレードに参加するときには、「これから上がる」もしくは「これから下がる」という読みがあることになるでしょう。
これは私達のような弱小な投資家であろうと、大口の投資家であろうと変わらないはずです。
こう考えてみると、ポジションを形成するに際して自分なりに今後の値動きの見立てをしっかりと行う必要があるということになるわけです。
皆さんはチャートを見る際にどんな手順でチェックをしていますでしょうか!?トレードスタイルにもよると思いますが、もしかしたらスキャルピングのような超短期派の人はかなり短い時間軸のチャートのみ追っているかもしれません。
ただ、どのようなスタンスでトレードをするにせよ相場全体の方向感の把握というのは重要になってくるはずです。
いろいろと分析の手法はあると思うのですが、基本的には長い時間軸から確認していくことになるでしょう。主なモノとしては、月足や週足から見ていくといった感じです。
ここでは、とにかく長期的な観点での方向性のイメージを頭に刷り込むという作業がメインとなります。上昇トレンドや下落トレンドもしくはもみ合いという振るい分けになると思います。
おおよその戦略イメージがついたら、次に当面の参入するポイントを探っていくことになるでしょう。その際には、もう少し短めの時間軸をベースとして考えていくことになるでしょう。
具体的に言うと、日足や8時間足さらには4時間足あたりとなってくるでしょう。今日参入する際の上限や下限の目安をじっくりと検討することになります。
個人的には、これくらいの時間軸でトレードを組み立てていくのがやりやすい印象です。また、あまりにも長時間の軸ではないので、じっくりと待つというのにも向いているでしょう。
上記で自分なりに固めた本日の上値と下値とが今日のトレードの目安となってくるはずです。自分の見立てが正しいとすると概ねその範囲内での値動きとなることが予想できますよね。
あとは、どのタイミングで参入するかという問題となります。そもそも、最初の動き出して上に行くか下に行くかは分からないので、基本的な戦略としてはどちらか一方に最初に辿り着いたら逆張りをするというイメージですね。
ただ、ここで気になるのがいつタッチするかということです。アジア時間開始早々にもう到達というのですと、まだまだ今日の残り時間もたっぷり残っている状況です。
逆に、NY時間の深夜に到達したのであれば、残り僅かな時間で派手に逆方向に行くのかどうかも気になります。
なので、60分足や30分足などの動きを勘案して、自分自身が参入するかどうかを決断していくことになるでしょう。