FXで実際のトレードをするときに選択する必要があるのが通貨ペアです。証券会社によって取り扱っている通貨ペアに差異があることもありますので、何を基準として選ぶのがよいか迷ってしまうという方もいると思います。
これは株式トレードでいうところの銘柄選びのようなものなのですが、株式の銘柄と比べると選択肢はグッと少なくなっていますので、必要以上に気にすることは不要かなと思っています。
そうは言っても、それぞれの通貨ペアで微妙に動きも異なってくることがありますので、最初のうちはある程度特徴などにも留意しながら選択していくことになるのが一般的な流れかと思います。
皆さまは通貨というと何を思い浮かべるでしょうか?日本人の方であれば、当然ですが日本円は連想されると思うのですが、それ以外となってくるとドルやユーロあたりをパッと思い浮かべる方が多いと思います。
そもそもこのような皆が最初に思い浮かべるようなメジャーな通貨である円・ドル・ユーロなどは世界的にも流通量が多くなっています。基軸通貨とも言われているのであれば取引量は相当なボリュームになるでしょう。
このような流通量の多い通貨は、FXを始めたばかりの方だけでなく上級者の方に至るまで好まれやすい通貨ペアです。その理由は、
といったことが挙げられるでしょう。
このように考えてみると、私達日本人の通貨である円は幸いにも世界的にも主要な通貨となっています。ですので、多くの日本人は円と外国通貨のペアでトレードをするケースが多いでしょう。これをクロス円といいます。
もちろん組み合わせとなる外国通貨としてもドルやユーロといった代表的な通貨を選択することで安定性のある通貨ペアとなるはずです。最初のうちは、このドル円やユーロ円といったところからトレードしてみるのがオーソドックスです。
もう少し、個性的な通貨を選びたいのであればポンドや豪ドルあたりも人気があると思います。まずは、この辺りからご自身のやりやすいと思われる通貨ペアを探してみるといいかもしれません。
日本円を外した通貨ペアの代表格ともいえるのがユーロドルでしょう。こちらは取引量でも1位2位の組み合わせということでかなりトレーダーにも根強い人気があるかと思います。
主だった特徴としては、アジア時間は実需があまりないのですが、欧州時間からNY時間にかけては激しい動きとなることが多いことです。メリハリのある動きとなりやすいので、慣れるまでに少し時間がかかるかもしれません。
少し慣れてきたのであれば、豪ドルドルやポンドドルといった選択肢もありますが、このあたりは経験があるていっどあるという方向きの通貨ペアかなという印象ですね。