FXでどうやって利益を出していくのかですが、大きく分けると2つのやり方があります。それは、キャピタルゲインとインカムゲインと呼ばれています。まずは、この2通りを認識しておくことがスタートになるでしょう。
ちょっぴり難しそうな用語に聞こえますが、実はとっても簡単です。キャピタルゲインとは皆様がイメージする為替トレードそのものでしょう。要は為替レートの変動で利益を出すイメージです。
そして、インカムゲインとは2国間の通貨の金利差から生じる利益の出し方ということになります。この2通りの利益を上手に活用していくことで、自分自身の資産を増やしていけるのが醍醐味となてくるはずです。
多くのトレーダーがやっているトレードのイメージに近いのがキャピタルゲインでしょう。要は、刻一刻と変動する為替レートで売り買いを行うことでレート変動による差益を狙っていくというわけです。
このキャピタルゲインを得るためには、何も買いから参入する必要はありません。狙っている通貨ペアが上昇していくと予測しているのであれば買いから入って上がったら売るわけですが、これから下がると思うのであれば、売りから入って下がったら買いで決済するということになります。
このように、2つの通貨間のレート変動を自分なりに予測をしたうえで、売買を行っていくことになります。ただし、ここで注意しなければならないのがスプレッドです。売りと買いとではレートに開きがあるので、それ以上にレート差が開いてから決済しないと利益にならないという点です。
多くの人が日々のトレードで資産を増やそうと考えると思うのですが、実は2国間の通貨の金利差によるスワップで少しずつ資産を増やすことも可能です。これをインカムゲインといいます。
ちなみに同じ通貨ペアでも逆のポジションを保持してしまうと、今度は日々マイナスのスワップが発生してしまうのでその点は注意が必要です。
なお、通貨によって金利が異なります。当然金利の高い通貨であればその分スワップが多く発生しますし、組み合わせの通貨の金利が低ければ金利差も大きく開くことにもなるわけです。
このように見てくるとどっちも魅力があるなってことにもなるでしょうが、実際には自分自身のトレードスタイルとの兼ね合いで上手に使い分けていくということも考えられるんです。
キャピタルゲインであれば、スキャルピングやデイトレードといった比較的短期の売買をメインとする方には好まれるでしょう。仮にマイナスのスワップが発生しても、短期で決済であればさほど気にならないはずです。
逆に、長期保有でじっくりと資産運用をしたいというのであれば、スワップはそれなりに影響力が大きくなってくるはずです。塵も積もれば山となるわけですので、その点にも留意してみたいですよね。