いくつかある投資の中でも、FXの大きな特徴といえば、基本的には平日は24時間市場がオープンとなっている点が挙げられるでしょう。その気になれば、誰だって気が向いたときに市場への参加が出来てしまうというわけです。
ちなみに、株式市場ですとそういうわけにはいきません。例えば、日本の株を売り買いしようと思うと、日本時間の午前9時から午後3時までとなっているので、結構取引できる時間って短いなっていう印象です。
学生さんや主婦の方であれば、この時間内でも比較的空き時間を作りやすいかもしれませんが、日中仕事をしているサラリーマンの方などには少々厳しいのが現実ですよね。
細かな動きを確認する余裕がなかなか作れないこともあって、指値で注文を出したりすることになるでしょう。リアルタイムでの株価を見ながらの注文が難しい現実があるわけです。
でも、為替市場は24時間です。仕事帰りに帰宅後もじっくりとチャンスをうかがいながら取引が可能なので多くの人が取り組みやすいです。しかも、夕方から深夜の時間帯は取引量も活発化しますのでチャンスも多くなってきます。
取引のし過ぎはFXでは株式や不動産とは違って、かなり短時間で決済まで行うこともできます。参入から決済まで数分から数時間という短時間でも十分に勝負することが可能ということなんです。
超短時間での決済をするのであれば、スキャルピングが代表的ですし、もう少し長めの時間軸を想定するのであればスイングとなってくるでしょう。
取引のし過ぎは考えものですが、基本的にその日のうちに決済を済ませて取引を完結させることも多いのが特徴です。これなら、少々忙しい毎日を過ごしているという方であっても十分に空き時間を見つけてトレードすることが可能になってきますよね!
日々の生活の中で、誰でも勝負を仕掛けることが出来るというのは、市場のオープン時間が長いからこそ成しえることといえるでしょう。
夕方になると、ヨーロッパを中心とした数多くの経済指標などが日々発表されます。さらに、深夜にもなるとアメリカの経済指標も多く予定されているんです。これらの発表で大きく動くことって多いです。
そうなってくると、ますます短時間での利益獲得のチャンスがあるように思えますよね!?上手に使い分けることが出来てくれば、日々のトレードの戦略策定にも活用できるようになるでしょう。
例えば、23時に予定されている指標がインパクトが大きそうだと思うのであれば、この時間前後のチャンスをうかがうという基本姿勢を打ち立てることができるわけです。
実際には、当日の上限や下限をイメージしてどちらかにタッチしたあたりで仕掛けをしてみるという感じなるでしょう。
クロス円などですと、日本人の多くの方が買うということをイメージされるケースが多いようです。でも、実際は為替相場においては売るという参入も同じように重要となってきます。
あくまで1国の通貨のレート変動で差益を狙うというのが基本的な姿勢になってきますので、このレート比という概念を良く考えると常に買うというスタンスが理屈的には合致しないのが分かると思います。
これって、将来有望な優良企業の株を安い値段で仕込んでみるというのとは大きく違う点ですよね。
でも、買っても売っても参入がしやすいというのが、空き時間でも取引が楽しめる要素でもあるでしょう。